1124 イランの山本五十六 2020,1,9
イランの 革命防衛隊の ソレイマ二司令官が、米軍に殺害された。
1月7日まで、服喪機関であった。
イランは、報復した。
1月8日 イラクにある米軍基地が、イランからのミサイル攻撃を受けた。
人員の殺傷は少なかったが、ミサイルは正確・有効であった。
私は この事件を知り、勃発から、現在にいたるまで、山本五十六聯合艦隊司令長官のことを連想している。
あれは、昭和18(1943)年4月18日であった。
「4月19日、 昨日 ブーゲンビル島上空において、聯合艦隊司令長官 山本五十六の搭乗機が遭難した旨
奏上を受けられる」 昭和天皇実録 第 九 昭和18年4月。
当時 私は 4月から、国民学校1年生だった。よく記憶している。
今回のことで、山本五十六に言及した、テレビ、新聞はあるだろうか。(わたしは、何も読んでいないが。)
あの山本五十六元帥の死。 勝者は驕り、敗者は虐し、戦争の悲劇的拡大に走った。
いまだに、悔しくてしかたないのは、山本長官を殺された当時の日本軍は、報復力が無かったことだ。
今のイランは、報復力を持っていることを、見せつけた。
ミサイルを 的確に撃ってみせた。
実験でなく、造り上げた標的にでなく、実戦として、適格に十数発 撃ってみせた。
北朝鮮はもちろん、ロシア、中国も、やったことは無いのではないか。
米国は、トランプは 負けたのである。
だから、やめたのだ。
新しい戦争の 始まり方、終わり方の ケース出現である。
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追記 2020,1,9日
ここまで、書いたが、続きが起こっている。
1月11日 朝 現在 イランの民間航空機が 墜落し、イランのミサイルが落としたとの
疑惑が浮上した。
大東亞戦争とは、大違いである。
トランプは、負けたが、イランも own goal を 喰らった。
ミサイル戦争の脅威、「撃った方も、傷つく」 が 認識されたとしたら、不幸中の幸いである。