2019年01月15日

1063 名大陸上部  2019.2.1

1063 名大陸上部  2019.2.1  

寒さで、書きかけ、中断していたが、2月になってしまったので、続けます。

1月13日 京都での第37回全国都道府県対抗女子駅伝で、愛知県が優勝した。
3年ぶり2度目である。
日経、東京新聞など1月 14日の朝刊各紙は.笑顔でゴールする鈴木亜由子選手をup していた。
3年前同様、昨日、私はテレビを凝視していた。
鈴木亜由子選手は2秒差の2位から逆転、1分2秒離して、やわらかな笑みを浮かべてテープを切った。

鈴木亜由子選手は、愛知県豊橋の時習館高校から、名古屋大学経済学部へ進学、陸上競技部で活躍、
卒業と同時に、新設の日本郵政陸上競技部へ入り、最初から主将、リオ.オリンピックに出場、マラソン初経験は、昨年の北海道マラソンでのいきなり優勝であった。
これらの事績は、私も、よく知っている。
私も名大陸上部に居たからだ。
経済学部の卒業でもある。
名大とは名古屋大学のこと、われわれは陸上競技部とは言わずに、陸上部と言ってきた。

私が在籍していたのは、1959年3月までの4年間。
2年生になった4月が最悪だった。部員は4年生が2名、3年生が1名、われわれ新2年生が5名。
以上の8名で、新年度を迎えた。
3年生になるはずのK・Hさんが、4月から東京大学へ転校された。
彼は、東海インカレ、国立7大戦で唯一とも言ってよいポイントゲッターであった。

部の再建が急務だった。
まず、やったのは 部員集め、われわれと同期の新2年生から2名を得た。
陸上競技は初めてだったが、のちに駅伝に出場してくれた。
新1年生から5名を獲得した。一人は高校でも三段跳びで活躍していた選手だった。
3名は、卒業まで残って活躍した。
次の年は5名が残った。

駅伝は自力で オーダーを組めた。
合宿では、午後、トラック・フイールドに分かれて練習できた。

合宿所は、名古屋市の東端、八事というところにあった。
トラックは公認ではないが400mで、百は直線が2コース取れた。
陸上競技だけでなく、各種の球技でも使うので、30名ぐらいが宿泊できる賄いつきの合宿所があった。
旧制名古屋高商の所有で、隣に野球で有名な中京商業があった。
その後、グランドは売却された。

名古屋大学は、我々の在学中までは、いわゆるタコの足キャンパスであった。

その後、東山に終結されて、旧7帝大では、おそらく最大の設備である。

豊田講堂と、ノーベル賞の記念館は有名だが、陸上競技の練習場も立派である。

トラックは、われわれの頃は、赤土だったが、アンツーカになり、最近ではタータンに替わっている。

鈴木亜由子選手は、ここのアンツーカで、練習していた。

名大陸上部は、鈴木選手だけではない。
男子も強くなっている。
 熱田神宮―伊勢神宮の全国駅伝は、チーム出場は逸しているが、東海学連選抜に選ばれて出場する選手が、昨年も2名いた。
男子の都道府県駅伝に、卒業後、郷里から出場する選手も、今年は現れた。

今年は、「全カレ」 全国学生陸上競技大会で、入賞する選手も現れそうである。

これも、鈴木選手の刺激でもあろう。










   

Posted by kinnyuuronnsawa at 11:52

2019年01月12日

1062 米国の予算停止  2019.1.12 

1062 米国の予算停止  2019.1,12

米国で予算の一部停止、政府職員の給与支払いが行われなくなって、22日が過ぎた。
これは史上最長だが、現場の困窮や混乱は、いまのところ、あまり報じられていない。
これは、驚くべきことである。

給与の全額がキチンと支払われていても、困っている世帯はあった筈である。
その人達は、貯蓄を取りくずすか、支出の繰り延べや我慢、あるいは消費者金融に頼るなど、
対応をしてきたはずである。
今度は、どうしているのだろう。

トランプ大統領がメキシコとの壁の建設をあきらめるか、民主党が責任を感じて、妥協しないかぎり、
現状のような混乱は続く。
米国社会は、いつまで、これに耐えられるか、私は憂慮している。

思い出すのは、日本での経験である。

第2次大戦中から、コメは配給制になった。
衣料品は切符が無ければ、買えなかった。
この二つは国民学校3年生で敗戦を迎えた私も、よく覚えている。
ほかにも酒、たばこが配給制になったり、統制経済は広範囲に及んだ。

敗戦後まもなく、コメの配給に代わって、一部はパンや、米国の放出品の砂糖に代わった。
砂糖を、近所の農家で、コメに交換してもらった。
屈辱的な思い出である。

私たちは、おだやかな三河の農村での新生活であった。
のちに聞いた、焼け跡、闇市の経済や社会は知らなかった。

それでも、ああいう混乱時には、ありとあらゆる悪事が行なわれることは判った。

米国で、明日は「不払い23日目」今後、いつまで続くか、どんな混乱が犯罪が横行するのか、
情報原は無いが、注視していたい。

同時に、思うことがある。
あの戦争の時の、内外における戦争の惨害だけではなく、国内における、経済、国民生活の破綻について
あらためて知りたいと思う。

戦時中の国民生活を示す小さな展示館が九段下にあった。
両国の江戸東京博物館にも また行きたい。

国家機能の一部破綻は、他山の石ではない。




  
Posted by kinnyuuronnsawa at 14:46